いろいろな施設でサウナに入るたびに
「サウナが家にあったらな…」
とずっと思っていた
外で働いて
日々を駆け抜けて
ふと立ち止まる時間
何も考えずに、ただ汗をかいて
整う―そんな空間が
すぐそばにあったらいいなと

サウナなら何でもいいわけではなかった
欲しいのは
自然の香りがする
木のぬくもりに包まれたサウナ
しかも動く
可動式で景色のいいところへ
どこにでも連れて行ける

周りには「無茶だね」と笑われると
思ったからあまり言ってなかった
けど諦めたくなかった
そんなある日、SNSで偶然見つけた動画
森の中にポツンと佇む
小さな木製トレーラー
そこで私は田上さんの存在を知った
トレーラーに対するこだわり
木のぬくもりが画面越しに伝わってきて
直感で「この人に頼みたい」と思った

すぐに大分県のTiny House Japanへ
メッセージを送った
長文だった
「今、こんなサウナを思い描いてて…」
「トレーラーにサウナってできるのか…」
正直、返信なんて来ないかもしれないと
思っていた
でも返ってきた返事
想像とまったく違った
「トレーラーサウナは初めて
だけど図面を起こしてみます」
そこから始まった
何度もスケッチを描き
やり取りは何日にもわたって続いた


理想とする空間のイメージを
感覚でしか伝えられない自分に
田上さんは耳を傾けてくれた
どんなに曖昧な表現でも
汲み取ろうとしてくれた
「火や水、木などが醸し出す
匂いや音、空気を感じれる場所にしたい」
そんなふわっとした希望も
いつの間にか設計に組み込まれていた


田上さんは
ただのトレーラー職人じゃなかった
こっちの“無茶”を“可能性”に変えてくれる
強力な相棒でした



完成した日
自分達で新潟から大分まで迎えに行った
はじめて実物を見た瞬間
思わず笑った
「ほんとに、できちゃったんだな」と

ドアを開けたときの木の香り
手に触れた質感、ぬくもりや温かみ、
すべてがずっと求めていたもの
そしてみんなで真夜中に初めての火入れ
部屋が暖まった瞬間の感動は
一生忘れることはない


最初は何もなかった。
図面すらなかった
あったのは、ただの夢と、無茶な想いだけ
でも、そこに「出会い」が加わったとき
想像は、現実になった
サウナに行く時代からサウナが届く時代へ
「人生そのものを整えるサウナ」誕生の物語
想いを込めてあなたのもとへ幸せと感動をお届けします

Tiny House Japan
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